#9 春、立つ。新しい季節はヒノキの香りから

yohaku コラム

旧暦の2月は、寒さがまだ残っていて衣を重ね着する月ということから、「衣更着(きさらぎ)=如月」という異名があります。まだまだ寒いとはいえ、節分を迎え、暦の上ではもう春。

 

yohaku column 春、立つ。

公園の木には、小さな蕾。 春一番が吹き、ぬるみはじめた風に淡い春を感じます。

この時期ならではの言葉に「一陽来復」があります。 冬が終わり春が来ること。転じて、悪いことが続いた後で幸運に向かうことだそうです。

 

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そんな新しい季節のはじまりに、Yohakuのヒノキを使ったプロダクトはいかがでしょう。ヒノキは、実に清爽な香り。
特にYohakuのヒノキオイルは、他産地よりも清々しさや透明感が際立つ三重県尾鷲産のヒノキ材から抽出しています。アロマストーンやフレグランスディフューザー、ポットウォーマーに数滴落とすと、あたたかな湯気とともに心地よい香りが空間を満たします。

 

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こちらは天然のヒノキを使用したお香。お香にYohaku のアロマオイル5種のうち好きな香りを垂らして使うこともできます。ヒノキとアロマを組み合わせて、自分好みの香りを作る楽しみも。

 

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Yohakuでは、インテリアとして楽しめる香りのプロダクトもあります。それが、ジャパニーズスマッジ。スマッジとは、ネイティブアメリカンに伝わる習慣で、パロサントやホワイトセージなどを焚き、その煙が邪気を払ってくれるもの。ヒノキの葉で、見た目にも清らかなスマッジを作りました。

 

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スマッジを使う時は、白い包み紙を外し先端に小さく火をつけます。束のままでも、束から抜いて少しずつ燃してもかまいません。スモーキーな芳香のなかにも爽やかさがあり、静かに煙が立ちのぼる様子は、熾火を眺めているようで安らぎます。

材には沈静作用、葉には覚醒作用を持つといわれるヒノキ。ゆったりと香りを聞くうちに心と体がふっとゆるみ、前に進む余白を生んでくれます。

文: 柳澤智子(柳に風)
撮影:宮濱祐美子(※スマッジ燃焼写真以外)